映画「アメリカン・ハッスル」☆☆☆ [映画・ドラマ・観劇]
これも先週DVDにて観賞。1970年代にアメリカであった詐欺事件を題材にした映画。個性派俳優たちの競演、ファッション、音楽。全部がうまく融合して、とっても面白かったです。
のっけから主人公役のクリスチャン・ベイルの姿に目を覆ってしまいそうになりました。この役作りのために20キロ太ったというすごさです。そこに独白で語り始めてかぶさってくる、愛人役を演じるエイミー・アダムスがすごく魅力的です。宣伝には途中のパーティシーンでのクリクリカーリーヘアの写真が多く使われていますが、ストレートロングの方がいいです。これでもか。というような胸元の開いたドレスがとても素敵。
コメディとの説明もあるようですが、コメディ要素を引き受けていたのは、切れるFBI捜査官役のブラッドリー・クーパーかも。あの髪型には笑いました。
クリスチャン・ベイルの妻役を演じた若い女優さんが好評だったようですが、市長の奥さんもとっても印象に残りました。ちょっとシルヴァーノ・マンガーノみたい。そして、市長のあの変な髪形。当時流行っていたのでしょうか。それにしても、根っからの善人役というのが、いまひとつ納得いかず。悪役の方が似合いそう。
詐欺師、マフィアとの流れに、想像したとおり、ロバート・デニーロも登場しました。何度マフィア・ギャング役を演じていることかと思いますが、また一味違った容貌、演技なのが、すごいです。
ストーリーは最初の方の回想説明シーンが長かった以外は、エンディングも私は納得です。結局、人間ドラマ、ラブ・ストーリーなのかなという気もしました。
最初から最後まで、全部の登場人物がエネルギーに満ちてはちきれそうな映画でした。お勧めです。
http://www.youtube.com/watch?v=ruQ1aalRuQE
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