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京都散歩 岡崎・東山 [旅・遠足]

今日も京都へ。

三条の駅からみやこめっせまで歩きました。私は初めての道。小道を北に入ると風情のあるお店がぽつぽつ並ぶ通りへ。もう少し歩いて白川の横に出ました。すぐに降りられそうな小さな綺麗な流れ。川沿いには個人のお宅も並んでいるのか、静かでした。


京都では結構見かけますが、鷺が。橋の横には金木犀が満開でよい香りがしていました。石垣には様々な雑草が花を咲かせていたりするのが楽しい。

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古いものではないようですが、橋げただけが残っています。奥には小学生の男の子が1人で堰を作って遊んでおり、川沿いの並木は色づき始めていました。
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水は透明度が高く本当に綺麗です。
しばらく川沿いを歩き、仁王門通りの手前、川の横のお洒落なフレンチのお店でランチを。少し早い時間でしたので入れましたが、出るときにはいっぱいでした。天気の良い日は外のテラスがお勧めです。贅沢な時間。

平安神宮の鳥居は新しい。前の広場も綺麗に整備されました。横の建物は図書館。クラシックで素敵です。見学会もあるようです。

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目的を済ませると、今度は別の道を。二条通りをずっと歩いて、鴨川の方へ。橋を渡るとがんこの高瀬川二条苑がありました。元は高瀬川を造った豪商の別邸で1600年代に造られ、その後様々な人の手に渡り、今はお店に。小堀遠州のお庭、小川治兵衛によって後に改修された有名なお庭があるそうです。食事をしなくても拝見できそうですが、混んでいるようでしたので、また今度に。

木屋町通を下ると、一之船入へ着きました。高瀬川は元々伏見との間で物資を運ぶために造られた水深が非常に浅い川。それに適した小船、高瀬船が再現され浮かんでいます。船入とは船着場。川から西に直角に水路がひかれており、そこで船が方向転換したり荷物の上げ下ろしをしたそうです。数字が示す通り、かつては幾つもの船入があったようですが、ここだけが残っています。

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橋を渡って西に曲がり、細い押小路通を歩きます。河原町通りに突き当たる前に一之船入を見渡すテラスがあります。その続きのようなホテルオークラ横の和菓子屋さんのカフェで一休み。
かつてにぎわっていたであろう船入、船着場跡を眺めながら一保堂のお煎茶と栗の生菓子を頂戴しました。ランチでデザートを戴いたのに甘いものはあきらめきれませんでした。やはり京都らしいものも頂戴せねば。こちらはテレビで紹介されていたのですが、意外にも人は少なく時間がゆっくり流れます。すぐ向こうは車が通る大通りですが、この前では鴨が飛んできて泳いでいたり、魚が大きく跳ねる音も。町の中に自然があるのが京都。

高瀬川は後に琵琶湖疏水に水運を担う役目を譲り、今はそれも昔ですが、どちらも京都の景観には欠かせない水路です。

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木屋町通に戻って南へ下ると道路脇にはずっと京都らしい趣あるお店が並びます。路地は鴨川の方まで続いており、入り口はかなり向こうです。1軒ずつメニューを覗くのも楽しい時間。

道の横をよく見ていると、歴史上の人物の寓居(仮の住まい)跡や各藩のお屋敷跡を示す石碑が続き、読んでいるときりがないくらいです。歴史の宝庫。

そのうち、段々と普通の飲み屋界隈のような風景になってきますが、時代を遡るようで、それが面白い感じもします。町の風景を構成する要素にも大阪ではないものを時々見かけて意外な発見が。

三条通を越え、少し悲しい歴史で有名な豊臣家ゆかりの瑞泉寺さんの前を通ります。こちらのご住職は泉鏡花の本なども手がけておられる画家の中川学さんです。

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最後は有名らしい古い喫茶店の前を通って暫く行くともう四条通りに出て、帰路へ。

こうして歩くと京都は川の町ですね。連休初日で薄曇りでしたが良い気候。それほどメインの観光地ではないところを歩いたので、ゆっくり町の風景を楽しめ、幸せな休日でした。


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