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ご挨拶

見に来て下さっていた皆さまに。

本blogはもう更新致しません。

今までありがとうございました。

しばらくオープンにしておきますが、嫌がらせ、ストーカー行為がまたあれば、すぐに閉じます。

一年以上更新していないにも関わらず、毎日何年も同じアクセスがあり、立ち寄り先まで閲覧されている形跡があり不安に感じるため、本メッセージ掲載させて頂きました。


見にきて下さるならこちらの記事にコメントかメッセージ送信をお願いできれば幸いです。






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紫陽花 ライトアップ 三室戸寺 [旅・遠足]

前から行きたかった三室戸寺のライトアップに行ってきました。初日だったからか、ものすごい混み具合で、待ち合わせした友達は駐車場に停めるのだけでも大変だったとのこと。

夜の写真は全然巧く撮れず、マニュアル撮影にしたので一層暗い画面ですが、幻想的な風景でした。

小高くなった参道を上がって行くと山門を越え、しばらくするとこの光景。上から見渡す感じです。

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ブルーから、紫、ピンクのグラデーションが大好きです。

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白と青の紫陽花は爽やか。
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こんな鮮やかな明るい赤系の花もあるのですね。色だけではなく、花のつき方や花びらの形も少しずつ変わったものがあります。このあたりは新しく植栽されたようで、珍しい色の小さな紫陽花も沢山ありました。
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今回はお友達に合わせて夜でしたが、ぜひ来年は昼間に訪れたいなと思いました。もう蓮も咲き始めていたようですが、夜は紫陽花園のみの開園。

雨でも嬉しい風景は紫陽花ぐらいですね。そろそろその季節も終盤に近づいているようで、昼間はすっかり蒸し暑くなってきました。

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麦秋 [本日のお言葉]

むぎあき、ばくしゅう。麦が実る季節の初夏をさす言葉。

もう梅雨に入ってしまいましたが、1年を24の季節に分けた二十四節季でいうと、この日曜くらいまでが、小満(しょうまん)、さらにそれを3つに分けた72候の末候、麦秋至(むぎのときいたる)にあたります。小津安二郎の映画にも麦秋という作品があるようです。昔から使う季語なのかもしれませんが、実際に麦畑を見たことがないと、秋そのものをさす言葉かと思ってしまうのではないでしょうか。秋なのに初夏。少し不思議な感じもしますが、実りの季節を秋と例えて呼ぶということでしょうか。

小さな頃から身近に田んぼはありましたが、麦畑は見たことがありませんでした。
それが、昨年仕事で通っていた田舎行きの電車から田んぼや畑の間に、ところどころ金色に輝く畑を見つけて驚きました。それから1年経ち、すっかり忘れていたのですが、先週仕事でまた遠方に出かける機会があり、車窓から麦畑が綺麗でした。
車窓からしか見たことがなく、近くを歩いたりすることはないので写真はありません。小麦は輸入が多いのでしょうが、日本でも細々と作付けされているようです。

田んぼは田植えが済んで水が張られ、光を反射して水鏡のようで美しい。燕は軒先に餌を運んであちこち飛び交い、花にはてんとう虫や小さな昆虫を沢山見かけます。奈良公園では子鹿たちがお披露目されています。

植物や生き物たちが太陽の光を十分に浴びて成長し、命が満ちていく季節ですね。暑くなる前の梅雨の晴れ間を楽しみたいと思います。


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城南宮と鳥羽の藤 [旅・遠足]

まだゴールデンウィークの連休気分が残っています。
1日目は前から見たかった京都は鳥羽の藤を見に。京都市の水道局が藤の時季だけ開放して直通バスも出ています。藤棚は全てノダフジ。思ったより本数も多くありませんでしたが、綺麗です。けれど、公開日が随分先に決まっているからか、暖かくなるのが早かった今年は、既に散り始めていました。本当は芝桜も綺麗かと思ったのですが、遅かったようです。

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この日は季節が逆戻りしたように寒かったのですが、駅まで戻り、近くにある城南宮へ歩いて向かいました。ただこの道なりは、幹線道路を歩くと無粋な風景ですので、道を選ぶことをお勧めします。

城南宮も京都の中心から離れているので、初めて。いつもお花が綺麗なようで、一度訪れてみたかった場所です。たまたま曲水の宴がやっているのを調べて訪れました。
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時々冷たい雨も降る中、会場に何とか席を見つけて観覧できました。春と秋の2回の行事。小川の流れる緑の下での歌会です。雅な衣装を身につけた方々は歌人。

舞も奉納されました。青葉が目にしみます。
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この日は神苑も無料開放。正直、鳥羽の藤に少しがっかりしたのですが、こちらは入った途端、美しい花の風景に嬉しくなりました。本当に美しいお庭です。藤とツツジの両方が咲き誇っているところは夢のようです。お庭にはお茶室もあり一服いただけます。

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帰りは神社前のおせき餅のお店でコーヒーを頂き、お土産を買って帰りました。

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長かった連休。楽しい休日でリフレッシュできました。


鳥羽の地は平安時代に離宮がおかれ院政の中心だったとのこと。お時間があれば辺りには天皇陵が幾つかあり、近衛天皇陵の塔は一見の価値があると思います。


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桜 2016 [旅・遠足]

 

九州の地震、少しでも早く収まることを願います。またいつか穏やかで雄大な南阿蘇に旅したい。

今年の桜。そろそろ見納めでしょうか。
旅先の広島の桜。たった1日でも晴れて気温が上がると一斉に蕾がほころびますね。

 


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青空の下、可憐で何だかピンクの綿菓子みたいでした。

 

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静かな山道で。これこそ山桜でしょうか。桜って本当に種類が多い。
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ピンクの枝垂桜は本当に可愛らしい。
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大阪城。満開のピークのときは余りに人が多すぎて(このときばかりは日本人も)、少し終わりかけの週末にゆっくり歩きましたが、本数が多いのでまだまだ綺麗でした。

一番櫓。本丸より貴重な建造物と最近知りました。ここからの眺めは穴場。お堀に枝をたらして咲く桜が美しい。
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上の写真から1週間経ってもまだ咲き残っている枝が。

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最後を飾るのは八重桜。緋寒桜や秋に咲く桜も、河津桜も。大阪城には様々な品種の桜があちこちに植えられています。若木も多い。圧倒的な本数のソメイヨシノは人工の桜で蜜もなく受粉もできないため接ぎ木しかできず、そろそろ一斉に寿命が来てしまうと言われているから、花の寿命も考えられてのことでしょうか。

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みんな桜を愛でて幸せそうな休日。
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梅林にも見事な桜。
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この桜も大木なのに小さなお花でした。これも多分桜ですよね。花びらの色の濃淡と花芯の黄色が繊細。
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大阪の風物詩、造幣局の通りぬけ。ものすごく久しぶりに行きました。願わくばゆったり見たい。
あっという間に初夏が近づいてきますが、まだ品種によってはGWぐらいまで見れる桜もあるでしょうか。
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「我が家のヒミツ」 奥田英朗 [本]

前の2作との連作らしい。多分読んだけれど、随分前で。。。

短編集。ヒミツがあんまり秘密ではないという感想もあるようですが、本当の意味での秘密ではなく、家族の親密さ、内緒という意味合いもあるのかなと思いました。そのためカタカナが使われているのかも。
最近目が疲れるし、重たい内容の本が段々つらくなってきたこともあり、調度いい感じの小説でした。苦労せずに楽しみながら読了。

奥田さんのこの小説の登場人物は誰もが悪い人ではなく、市井のちょっと良い人ばかり。心のひだや、感情の機微とでもいうものを、どうしてこんなに上手に描けるのか、しかも男女の区別なく。と不思議。読み終わって、家族っていいなあと思うとともに、独り者の私はちょっと寂しくなりました。でも年老いた両親やそれぞれ独立した兄弟とはそんなに仲良くもないしなあと現実に戻ったのでした。

6つのお話のどれもが、何でもない日常を描いているのに、くすりと笑えてほのぼの。

虫歯とピアニスト。子供が出来ないことで色々言ってくる義母にびしっと言ってくれる意外と頼もしい夫。最後のピアニストの再訪のところがクライマックス。

正雄の秋はサラリーマンには身にしみる話で、なんだかな~と思うとともに、わかるわかるとも。最後がすっきりしていい感じ。誰にでも人生がある。ですね。お葬式の電話がクライマックスで起承転結の転ですね。

アンナの十二月は少女たちが主人公。親友たちのアドバイスがナイス。父親に会いに行くところがクライマックスで、まさに小説のような展開。育ての親だなと私も思います。

妊婦と隣人の主人公の主婦には笑いました。エスカレートしていく様が目に浮かびます。追っかけていくところがクライマックス。

手紙に乗せては家族のお話。お手紙を下さる部長がこの短編集の中で一番印象に残った登場人物です。思いやり、大切です。

妻と選挙。自然体の主人公が余りにものびのびで、マイクを持ってしゃべりだすところが、クライマックス。

それぞれのストーリーに小さなクライマックスが盛り込まれています。

男性の心情描写だけではなく女性の心のつぶやきも全然違和感ないのがすごいなあと思っていたけれど、今回はアンナの12月で、少女たちの会話も生でストレートな感じで改めて感心。すごい作家さんですね。

今回ちょっと余りにも皆が良い人で幸せな家族ばっかりだったので、次はむちゃくちゃやってしまう主人公の家族仲良しだけでは終わらない短編集も読んでみたいです。

お勧めです。


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アマオケ [音楽]

最近音楽から遠ざかっていますが、お友達に誘っていただき、アマチュアオーケストラ、グランド・ノヴァの演奏会に行ってきました。
プロも使う便利な場所の立派なホールで、開演前にはロビーコンサートも。

曲目はクラシックではなく、耳馴染みのある映画音楽、大河ドラマの主題曲、そして私には未知のゲーム音楽でした。壇上には100人を超えるであろうメンバーたちがお揃いのTシャツで並んでいます。ヴァイオリン、ヴィオラ、コントラバス、管楽器、ピアノ、和楽器の篳篥、竜笛、ハープ、ドラム。奏でる楽器も様々。ドラムではなく、パーカッションの太鼓のリズムの取り方がクラシックに縁のない私には新鮮だったり、チェレスタの生の響きも美しく、楽しめました。後半のゲーム音楽は全く初めて聞く曲だったのですが、静かなプロローグの弦楽器の奏でる音のさざ波は心の琴線に触れる旋律でした。

指揮を務められた方が後半の壮大なゲーム音楽の編曲もされ、最後には結構よいお声で独唱までされたのには驚きました。他にも、アマオケならではか、曲ごとのメンバー交代や、途中で笑い声がでたりのシーンもあり、クラシックだと少し緊張するのですが、3時間の長丁場、リラックスして楽しめました。

さて、この演奏会は無料だったのですが、りっぱなパンフレットと、そこに挟まれていた他のアマオケの演奏会のチラシにも無料のものが多数。アマオケの資金は一体どこから出ているのでしょうか。この楽団の場合は定期演奏会をしておらず、終わってからも特に寄付などの資金集めはされておられませんでした。お友達によると自分達の好きな音楽を演奏したい、聴いて欲しいメンバーたちの参加費でまかなっているようです。

私はオーケストラは余り聞いたことがないのでレベルはよくわかりませんが、ソロパートで少し管楽器の不安定さが出る箇所はあったような気はしましたが、かなり技術があり、音の迫力はものすごく、熱のこもった演奏でした。聴衆もおそらくオーケストラ好き、メンバーの知り合い、音楽好きの方ばかり。こんな演奏会もあるのですね。皆さん熱心に聴いておられて、雰囲気のよい会場でした。

お友達は学校での専攻は音楽とは別の道に進まれたけれど、今もずっとヴァイオリンを弾いていて、週末の生活はヴァイオリンが中心のようです。アマオケのメンバーは皆さんそんな感じなのでしょうか。プロの音楽家で余裕ある生活をするのは、技術の問題だけではなく、非常に難しい。なので、本業は別で、週末音楽家の人生を選び楽しんでおられる方々の才能を羨ましく思います。

アマチュアオーケストラの存在は知っていても、聞きにいったのは初めて。音楽の喜びをまた教えてもらった気がします。機会があれば、是非また足を運びたいなと思いました。


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小保方晴子「あの日」 [本]

読んじゃいました。仕事帰りに寄った大きな書店では見当たらず、近所の小さな本屋で最後の1冊でした。大きな声で書名を言われて、やっぱりちょっと恥ずかしかった。。

一体あの大騒ぎは何だったのか、小保方さん以外に責任はなかったのかとの疑問があったので、読んでみたかったのです。

検索してみると、この手記を出したことで、こんな本書かずに早稲田の論文の方を書けばよかったのでは、人が死んでるのになど、また大批判バッシングがネット上ではあるようです。

一言で感想をまとめると読み物として私は面白かったです。研究や実験の過程についても丁寧にわかりやすく書いてあり、各章のタイトルやコピー、仕上げは出版社でしょうが、ご本人が書いたのだろうと思われます。

暴露本、若山教授を悪者にした言い訳本、との評があるようですが、そうでもない感じがします。若山さん以外に理研の方、マスコミ等、複数名が実名で登場しますが、おそらく既に報道やネットで名前が挙がっていた方々なので、実名扱いとの最終判断をしたのではないでしょうか。

小保方さん側の陳述なので全てが事実かどうかはわかりませんが、ある程度事情は推察できる内容でした。会話等かなり詳細かつ具体的に書かれている箇所も多く、おそらくそれらは事実かなと思われます。

若山さんについては普通に報道を見ていても、この人なんで翻ったの?と思えましたが、そのままだっただけのようです。大宅賞を取った毎日新聞記者やNHKの報道の情報源は理研内のリーク者と若山さんからだったようです。若山さんは既に理研を離れていたため、小保方さん他とは違って自由に発言することができ、保身を図れたという事は納得がいきます。NHK、毎日は元々こういう科学方面や医療過誤等々の路線に力を入れている、反対の立場から言えば、またか、しつこいというのは、聞いたことがあります。

私は科学、この研究についてもさっぱりわかりませんが、おそらくSTAP細胞の定義に各々ずれはあって、STAP細胞はないかも知れないが、あることを否定も出来ないという状況に変わりはないのかなと考えます。捏造の動機がないので、単に研究室内部の管理のずさんさが原因で、それを追求されたくないので、若山さんが早めに保身で幕引きしたような印象を受けました。

騒ぎがここまで大きくなったのは、小保方さんの所属が理研で正式に採用されるまではハーバードで理研でも若山さんの下にいたときの立場がややこしかったこと、論文の権利関係もハーバードが入っていたことなどから、事情が複雑化したのかと推察します。結局、最初は小保方さんの未熟さ、杜撰さ、周りの指導・レビューの足りなさから起こって、その時点で火消しできればよかったのに、色んな条件が重なって問題がより大きくなっていき、それに報道や世論が拍車をかけて影響したという事のように思えます。

ところで、私の周りの理系の方々の意見は、「あんな杜撰な論文のコピペ図表改ざんは絶対やっては駄目と大学で最初に習ったので信じられない。でもこの本読んでみたい」「論文のコピペはやっぱりあるから。。。(これは複数名です)」「こんな本出さずに実証すればよいのに」等々です。う~ん。

図表に関しては、正直故意の改ざん等しなくても、間違いが起こることを100%は避けられないと私自身は思っています。身近でも起こっています。何十という図表があって、少しのデータの差で僅かに違うものを論文の中に取り込んで行く時に、ファイル名の誤認や入れ間違いで起こりえます。改ざんとまで行かなくても元データの精度が低かったり、ネット投稿の際の基準で劣化が起こる等あれば、濃くしたりはあり得るかと思います。

実験ノートについては全てが公開されている訳ではないし、今あるものだけでは批判は出来ないでしょう。全てをオープンにしたら発明の意味はありませんので。

また、余談ですが、特許については大企業でしたらものすごい数の出願をしていますし、そのうち製品化されるものは少ないようです。特許出願も論文提出も予算上期限があることは仕方がないことで、期限に案件が集中し、それが間違いを招く要因のひとつにはなるでしょうか。因みに本発明の特許出願は一部公開されているので、国際特許庁WIPOもしくは欧州特許庁EPOのESPASで名前検索したら簡単に見ることができます。バカンティ氏側主導で主要国に出願されており、まだ放棄にはなっていないようです。理研はおそらく権利譲渡したようですが、少なくとも当初出願時に出願人になっているので、やはり可能性は否定していなかったということでしょうね。

次に理研での採用方法も問題視されているようですが、普通の企業であっても紹介・推薦がありますし、その方がよりよい人を採れる場合もあるとはいえます。正式採用の前に既に理研で働いていたのであれば、一概に悪いとも何とも言えないなあと思います。それと、理研については一般企業ではないので、私達が想像するよりはるかに勤務条件も厳しいようです。ただ、女性でも能力があれば積極的に採用して活躍の機会が与えられるのは間違いないようです。

小保方さん個人については、やはり優秀なのは間違いはないでしょうし、何とか立ち直ればよいのになあと単純に思います。英語の論文何十本読むだけでも無理ですが、ハーバードで研究をして評価されるというのはとんでもないことですし、並大抵の努力ではないでしょう。

本書については、こういう本人の陳述ではなく、中立の立場の人が聞き取る形での対談形式にして、メール等の証拠も掲載すればよかったのにという声もあるようです。まあそうできれば一番良かったのでしょうけど。

本を出さずにSTAP作れといわれても、この状況で施設・資金を提供してくれる企業・研究所が出てこないでしょうから、研究を続ける、本当にSTAP細胞を作るのも難しいのか。また世界のどこかで似たような細胞が発見されてニュースになる日はやってくるのでしょうか。。

スケープゴートのようにいまだに続くバッシング。

真実はあなた方を自由にする。との聖書、ラテン語の格言がありますが、この本を書いたことで、少しでも心が軽く自由になれて、次に進めるきっかけになることを祈るばかりです。


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最強のふたり☆☆☆ [映画・ドラマ・観劇]

気になっていたちょっと前のフランス映画。ちょうど年末年始に放送されていて録画で見ました。カットシーンはあったかも知れませんが、評判通りに良い映画で楽しめました。

大金持ちの主人公フィリップは事故で首から下が麻痺した障害者。その介護者に雇われたドリスは若い黒人で前科者。全然正反対のような2人の間に段々と友情にも似た絆が生まれるストーリーで、実話を元にしているとのこと。

フィリップが障害なんて気にしていないようにいつもなごやかで笑顔でいるのが印象的。そして時折見せるつらい表情や、ドリスが去ってからの落ち込みが自然で心に迫りました。他の出演作では余り記憶に残っていなかったのですが、良い俳優さん。

ドリスはフィリップに対して変に構えるのではなく、気遣いながらも普通に接するところがすごいなあと感心します。それがフィリップにも嬉しかったということでしょう。一家の娘に見せる優しさや家族との関係もストーリーに奥行きを与えているかなという気がします。

他にもちょっとしたエピソードの盛り込み方も巧みで、誕生日の演奏会も贅沢で楽しいシーンです。脇役の女性介護秘書?の方もとってもチャーミング。

気持ちがふっとほぐれるような楽しい映画で、お勧めです。
今年はまた映画をもう少し観たいなあと思います。
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となりのセレブたち 篠田節子 [本]

今年も残り少なくなりましたが、大掃除もしておりません。。。
本も全然読まなくなってしまいましたが、久しぶりに短編集を読みました。
篠田節子さんらしい想定内の面白さ。現代のような近未来のような、世紀末的な社会を舞台にしたシニカルで時に少し怖いお話が集まっています。

1つ目のトマトマジックはドラッグをモチーフにした作品。知らずに食べたセレブな主婦たちの心の奥底が見えてきます。人間描写が面白いお話です。タイトルは一番新しいこの作品からとったのかなと思います。他の主人公達はセレブとは関係ない気がします。

蒼猫のいる家は他にもコメントされていた方が居ましたが、小池真理子さんの小説に出てきそうな女性が主人公でちょっと神秘的な印象です。

ヒーラーは最近ニュースになっていた謎の海洋生物のサルパを連想させ、さすが。と思いました。余りに辛らつな描写にちょっと笑ってしまうぐらいです。視点を変えると似たようなことは今もあるのかなと思いました。

人格再編が心に一番ずしんと落ちてきました。老齢社会のこれからをテーマにしています。少ししか出てきませんが、主人公の家族の俗物として描かれているごく普通の主婦の感覚の描き方が巧いなと感じ、人間ってそういうものかなと思わせられました。

最後のクラウディアは犬の名前。これは少し他の長編を連想させました。蒼猫とこの作品の2編は少しカラーの違うストーリー。

タイトルが適切かの判断は難しいですが、バランス良く楽しませてくれる短編集でした。書かれた年代は1999年から2011年とバラバラ。ヒーラーも2003年の作品なのが驚きです。

どの作品も短いのでさらっと読めてくすりと笑えるところもあるのですが、面白いだけでは終わらないのが、篠田さんの凄さかなと思います。

年末年始はきくちいまさんの本と読みかけのままのしゃばけシリーズを読む予定。


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