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麦秋 [本日のお言葉]

むぎあき、ばくしゅう。麦が実る季節の初夏をさす言葉。

もう梅雨に入ってしまいましたが、1年を24の季節に分けた二十四節季でいうと、この日曜くらいまでが、小満(しょうまん)、さらにそれを3つに分けた72候の末候、麦秋至(むぎのときいたる)にあたります。小津安二郎の映画にも麦秋という作品があるようです。昔から使う季語なのかもしれませんが、実際に麦畑を見たことがないと、秋そのものをさす言葉かと思ってしまうのではないでしょうか。秋なのに初夏。少し不思議な感じもしますが、実りの季節を秋と例えて呼ぶということでしょうか。

小さな頃から身近に田んぼはありましたが、麦畑は見たことがありませんでした。
それが、昨年仕事で通っていた田舎行きの電車から田んぼや畑の間に、ところどころ金色に輝く畑を見つけて驚きました。それから1年経ち、すっかり忘れていたのですが、先週仕事でまた遠方に出かける機会があり、車窓から麦畑が綺麗でした。
車窓からしか見たことがなく、近くを歩いたりすることはないので写真はありません。小麦は輸入が多いのでしょうが、日本でも細々と作付けされているようです。

田んぼは田植えが済んで水が張られ、光を反射して水鏡のようで美しい。燕は軒先に餌を運んであちこち飛び交い、花にはてんとう虫や小さな昆虫を沢山見かけます。奈良公園では子鹿たちがお披露目されています。

植物や生き物たちが太陽の光を十分に浴びて成長し、命が満ちていく季節ですね。暑くなる前の梅雨の晴れ間を楽しみたいと思います。


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