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映画 ミッション:インポッシブル ローグ・ネーション☆☆☆ [映画・ドラマ・観劇]

映画館に足を運ぶことは滅多になくなったのですが、これだけは、スクリーンで観たいので、先月行ってきました。

今回で本シリーズも5作目とのこと。前作の評判が良かったので、(観たのにうろ覚え。。面白かった)、そのイメージを引き継いだ感じがあるらしいです。けれどこのシリーズの面白いところは監督が毎回変わるところで、今回はユージュアル・サスペクツの監督です。私は1作目のブライアン・デ・パルマ監督のプラハで始まる暗い濃い欧州感が溢れる作品が一番好きなのですが、今作では指令を受ける町 ロンドン?のお店での夜のシーンが時代や場所を超越した感じで洒落ている気がしました。このお店でのシーンは最後に続くので覚えておかなければ。です。

今回も予測通りに最後まで楽しめ、スパイアクション映画、エンターテイメント作品の王道という感じでした。リアルな緊迫感を出すために自らの鍛錬をいとわずスタントに臨むスター、トム・クルーズの努力に感服させられること間違いなしです。CMでも使われていた飛行機の離陸シーンはスクリーンで観るとその大迫力に息をのんで、その後続く楽しみへの期待感で思わず笑みがこぼれるぐらいです。

舞台は本部のあるアメリカ、ロンドン、ウィーン、モロッコといつものように世界を駆け巡り、お金のかかった映画の醍醐味がたっぷり味わえます。
アクションシーンは冒頭の飛行機以外に、潜水、カーチェイス、バイクの疾走などなど。盛り沢山です。なかでも潜水では今回弱みも見せて、超人というより人間味のあるスパイの横顔が垣間見れます。

今までこのシリーズでそれほどだったかなと私が思った作品は主役を演じる相手の女優さんによるところも多かったのかも知れないなと改めて思いました。今回の作品を面白いものにした要因は、トムの相手役イルザを演じたレベッカ・ファーガソンの魅力が大きいかも知れません。イルザはトム達、IMFのメンバーがチームワークで今回対峙するその名もそのままのシンジケートという組織の女スパイです。最初の登場シーンから味方なのか敵なのかハラハラさせられストーリーに緊迫感を与えています。組織の中で唯一の紅一点だけれど甘さはなく、美しいながらにアクションも素晴らしく、色っぽくて、パワフル。知性も感じさせます。少しダイアン・レインに似た表情の女優さんでした。

他には相棒役のサイモン・ペッグのちょっととぼけたキャラクターも味があって楽しいです。
シンジケートの代表、ソロモンを演じた俳優さんは少しハスキーな声が特徴的で印象に残る悪役でした。エイリアンの続編のプロメテウスに出ていたらしいのですが、覚えておらず。

今回映画らしい見せ場ではウィーンの劇場のシーンがゴージャスで魅力たっぷりでした。イルザがシルクのような光沢のロングドレスをたくしあげ、ターゲットを狙うところはなんとも言えず格好いいですし、屋根の上を駆け巡るシーンは普通のアクション映画では観れないのではという気がします。ただ、オペラの舞台裏で観客たちが知らない間にアクションが繰り広げられているという展開は、既視感があるのですが、そういう映画があったのかは思い出せません。最近ですと、英国のドラマ、シャーロックで少し似た印象のシーンがあったか。。

カサブランカの疾走シーンでは、あんなことして歴史ある文化遺産の街を傷つけないのかしら?って思うくらいの激しい動きでした。

ローグ・ネーションとはならず者国家、即ちシンジケートが望む世界という意味だったのか。ストーリーにひねりはなく、今回はシンプルでした。イルザの処遇など、つっこめるところもあるでしょうが、最初から最後まで誰でも楽しめる満点の映画に仕上がっていると思います。興行成績が史上最高らしいのも納得の作品で、もちろんトム・クルーズなしには成立しないスター映画です。

低音で響く大好きなテーマ曲が次に聞けるのはいつなのでしょうか。多分まだ続く感じを残した終わり方でした。一線のアクションから少し遠ざかっても、切り口は他にあるように思います。次作が転換期になりそうな気はしますが早く観てみたい。

お勧めです。


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