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映画「ウルフ・オブ・ウォールストリート」☆☆☆ [映画・ドラマ・観劇]

久しぶりにふらっと1人で観にいきました。ディカプリオとスコセッシがタッグを組んだ3時間の大作。行く前から、この長さにちょっとおびえていましたが、最後まで楽しめました。

実在の元証券マンの自伝が原作で、R18の過激作品。金と女とドラッグで、やりたい放題のアメリカのバブルが描かれています。時代は少し前のブラックマンデーからの80年代、90年代。男性のスーツやディカプリオの一人目の奥さんのスタイルがいかにもの時代感をかもし出しています。

最初から最後までディカプリオがでずっぱりで、怪演・熱演です。時々カメラ目線で観客に話しかけたり、心の中の声でも1人語りをしてみたりの演出。3時間ぶっ通しで、やりすぎの、ふざけた自伝のブラックコメディです。監督も喜んで遊んでいるのではというようなシーンも多々。何でここでこんなにひっぱるかな~っていうような。

今月一杯はやっているようですが、長いので1人で見れる方はDVDになってからでも。けど、家族がいる方は何せR18なので、劇場に足を運ばれた方がよいと思います。スクリーンの方が楽しめるであろう見所も結構ありますので。

結局この映画で作り手側が言いたかったのは、これがアメリカ。ということでしょうか。
終わりの方のシーンで、ディカプリオに指摘された通り、FBI捜査官が裕福とは思えない乗客ばかりの地下鉄車内を眺めるシーンの解釈を私はそう受け取りました。成功して冨をつかむのも、どんな人生を選ぶかはあなた自身。ということ。

それにしても、あのアフリカンミュージックのラップのような、耳に残るテーマ?ミュージックが、最初の方に出てきたマコノヒーのアドリブなんて。。頭の中で鳴り響く、ブンガブンガブンガ~。

後から調べると原作者自身も出演しているそうです。どこだったか、よく覚えてはいませんが。当時実際に開催されたパーティの映像もYou tubeではアップされていました。

それにしても、ジャンゴを上回るディカプリオの身体を張っての演技には、びっくりでした。見た方にしかわかりませんが、最高の笑いどころ、車のシーンや電話のシーンでは、笑いたかったけれど、余りに静かだったので、ヒクヒクしそうでした。
しかしながら、この作品で念願のオスカーはないでしょうか。。面白さは抜群ですし、訴えかけるものも確かにあるのですが、アカデミーの感動作品ではないような気がします。私が見たディカプリオの映画の中で一番作品として良かったと思うのは、ブラックダイヤモンドでしたが、あれはあれでテーマが壮大すぎたし。。

タイタニックで人気に火がついた頃、何でこんなんがええんか、わからんし、ディカプリオの映画なんか見~ひん。とか言ってたのを、撤回させていただきます。
皆でディカプリオを応援しましょう。とってもいい俳優さんになりましたよね。

この映画はバブル世代が見たら余計に感慨深いかも知れません。映画好きにはお勧めの作品です。

追記:2月21日 本作、今日のニュースによると出演者のモデル(主人公ではなし)の方から、描写がひどいと訴えられたようです。災難。
3月3日 やっぱり今年もオスカーはのがしたようです。残念!
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