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ダニエル・デイ=ルイスの映画 [映画・ドラマ・観劇]

最新作「リンカーン」のアカデミーでの授賞式を見ていると、年齢は重ねていても、やっぱり目がとっても印象的で素敵な男優さんだなと思いました。それで、1993年の「エイジ・オブ・イノセンス けがれなき情事」をば初見。
私的にはイメージにぴったりの配役で、外見はもちろん、知性的でありながら、熱情的なところもあり、なんて魅力的な男性だろうという弁護士役。ニューヨークの昔を描いており、そんな時代があったんだとびっくりしてしまいました。ボールルームや貴族階級、ドレスの時代です。
けれど、この主人公は最後まで踏み切らず、歯がゆかったです。恐らく少年時代から続く切ない恋愛関係を押さえた愛情表現で描いています。タイトルのけがれなきはそういう意味なのでしょうが、情事はないともいえます。唯一足元にひざまづいての接吻や、馬車の中での美しい官能的な手のシーン。余りにも上品な描き方です。

相手役の女性2人のうち、妻役のウィノナ・ライダーがちょっと憎らしかったです。
主人公とも言えるミッシェル・ファイファーは、奔放という触れ込みの役ながら、そうでもありませんでした。女優さんが悪いのではないと思うのですが、今ひとつでした。どうもあのチリチリの前髪が魅力的ではなかったです。あの髪型が当時としては異端の新しさを表現していたのかは不明ですが。
よく出来た綺麗な映画で、ダニエル・デイ=ルイスを見るにはふさわしいクラシックな作品でした。
彼自身も父親が桂冠詩人(王室付きっていうことですよね?)の作家だったり、りっぱな家柄の出身のようです。

で、ダニエル・デイ=ルイス、好きな俳優さんなのですが、これより他には、あんまり似合ってなかったロンドンのゲイ役の「マイ・ビューティフル・ランドレット」、「眺めのいい部屋」「存在の耐えられない軽さ」しか見てないのです。どれも1980年代。その後出演している映画は、何故かストーリーが好みではなく。。。どうも骨太?の作品を選んで出られる気がします。

見た中で一番良かったのは「存在の。。。」です。すごく重たい熱い映画です。1度しか見てないのですが、お勧めです。

「マイ。。。」が一番衝撃的だったような気がしますが、1980年代当時、男性同士の恋愛を描いた欧州映画が多かったです。そういえば、そういう映画の1本、男子校を描いた「アナザー・カントリー」に小さく出ていた当時輝くように美しかったブロンドのケイリー・エルヴィス、結構その後も脇役で活躍されているのか、最近警察ヴァイオレンスものに出ているのを見ました。男前のままではありましたが、ちょっと貫禄ありすぎ。他には、「モーリス」のルパート・グレイブスも最近TV版「シャーロック」に出ているのをみて、余りにも若い頃の面影のない中年なのでびっくり。

ダニエルに戻り、リンカーンはいつか見てみようかなあとは思います。というか、ジャンゴを見に行った時、友達とリンカーンのポスターを眺めて、お互い、リンカーン見る~?? 2人とも、う~んとなりました。そのうちかな。
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「サラの鍵」☆☆☆ [映画・ドラマ・観劇]

春はまだ遠く感じられ、今週は特に長く感じます。まだ木曜なのに、夕食の買い物ついでに、ついペットボトルのワインを買ってしまい、久しぶりのアルコールでした。

去年公開だったのでしょうか。DVDで借りて見ました。
映画評で良かったのを読んで見ようと思いながらも、前に見た嫌な映画、灼熱の・・・を思い出すと、腰がひけていました。今を生きる主人公が、過去の戦争、紛争の暗い歴史を辿る。。という同じようなストーリー構成が、重たいなと感じ、なかなか見れなかったのです。けれど、この作品は、よかったです。

歴史はそんなに得意でもないし、戦争となると余計に避けてしまっているところがあります。
ナチスが台頭していた1942年、この映画(原作本がベストセラーらしいです)の発端、フランス政権下で、フランス人自身によるユダヤ人迫害、大量検挙、ヴェル・ディブ事件があったことも、知りませんでした。
フランスに暮らす1万人以上のユダヤ人が、子供も容赦なく、一斉に検挙され、まずは競輪場に閉じ込められたところから、この物語は幕を開けます。

利発で可愛らしい主人公の少女サラは、生き別れてしまった弟に会うことだけを目的に、必死で生き残ろうとして、その生涯は現代へと映画の中でつながっていきます。
フランス人と結婚し、その夫の実家がサラの家だったという由縁でサラの生涯を辿ろうとする、現代の主人公を演じるのは、知的で静のイメージの美人、クリスティン・スコット・トーマスです。私にはミッションインポシブルのプラハのシーンが一番印象的で、好きな女優さんです。

暗いばかりでなく美しい映像も交え、破綻のないうまく構成されたストーリーと落ち着いて抑制の効いた演技を基盤に、憎しみや哀しみ、不幸だけでなく、思いやり、愛情や人間の良いところも描いていることで、全てがバランスがとれ、良い作品に仕上がっているのだと思います。
また、自由博愛の国のイメージがあるフランスがユダヤ人虐殺に大きく加担していたことはショックですが、映画の中では、それだからか、幾分救いのある場面も描かれます。

ただ、ひとつ、困ったのは、どの俳優さんも良かったのですが、現代の主人公の夫、義父、義祖母が、外見上、いまひとつ年齢差がくっきりする感じではなく、人間関係を理解するのにちょっと時間がかかってしまいました。そんなのは私だけでしょうか。

一番近い戦争でありながら、日本でも第二次世界大戦のことはもう段々と遠い歴史になっているのかも知れません。けれど、知ろうとすれば、自分の家族にも、自分の周りの人たちの家族にも、何であれ戦争と関わる重たい事実はあるのかもと思います。ただ、この映画でもそうですが、語りたくないという人が多いのが現実でしょうか。それに、人種差別は現代の日本、アジア人間でも確実にあるのは事実です。

サラと友達が収容所近くを駆けていく草原の風景が余りに美しく一番印象に残りました。
お勧めです。
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映画「ウォリスとエドワード 英国王冠をかけた恋」 [映画・ドラマ・観劇]

先週、友達のセレクトでマドンナが監督した映画を観にいきました。ほとんど事前情報なく観たのですが、意外なほど面白かったです。

最初の方は過去と現代が交錯するのと、見づらい怖いシーンもあるので、なかなか入り込めなかったのですが、観ているうちに、ストーリーにはまりました。

英国王エドワードとアメリカの一般女性で離婚暦が2回あるシンプソン夫人の有名な恋愛と、現代(といっても何故か10年以上前の微妙な設定)のNYに生きる女主人公をシンクロさせて物語は進んでいきます。

シンプソン夫人は何となく写真を見たことがあるけれど、どうして王冠を捨てるほどこんな女性が良かったのかと思った覚えがあります。が、この映画を観て少し納得。
そんなに美人ではないけれど、社交的で気配りやセンスがチャーミングな女性だったとして描かれています。
エドワードは最近の映画「英国王のスピーチ」の吃音の英国王のお兄さんです。

この世紀の恋の2人については、諸説あるようですが、この映画では、女性側のウォリス(シンプソン夫人)に視点を当てているので、彼女自身も悩み、悪女と世間から非難され隔絶されつらかった様子も知ることができます。

ストーリーとしては、どちらかと言えば現代の主人公に主眼が置かれ、世紀のカップルについては、どうして2人がひかれあったのかという心理面については余り掘り下げられていなかったように思います。その分、2人が過ごした南フランスや宮殿での華やかかつセレブでクラシックな生活の美しい映像が目を楽しませてくれます。当時のファッションも魅力的。あの宝石のプレゼントは非難されても仕方ないのかもという感じですが、うらやましいことは間違いありません。

さて、現代の主人公ウォリーがどうしてウォリスとシンクロするかというと、母と祖母がウォリスに心酔して命名したということをきっかけに、かつての職場サザビーズで2人の縁の品のオークションが開催されるという設定。自分のうまく行かない夫婦生活から逃れるように2人の恋愛、ウォリスの人生に心情的に段々とのめり込んでいく様が非常に巧く描写されています。そしてついには、フランスまで行ってしまうという飛躍。けれど、それほど荒唐無稽な感じはせず、まあまあなストーリー運び。

そして、主人公は夫から離れて新しい恋に飛び込みます。その相手はサザビーズの警備員でロシア亡命者の元インテリ。同僚のテンテンのセリフには彼を少し馬鹿にしたようなセリフがあるのですが、何故かお家はおしゃれで広いし、若く見えてタフで男前の外見とは違い過去がある人として描かれています。

終始一貫暗くて不幸だった主人公が最後にはハッピーになる予感で終わったので、ほっとしました。

それと、おそらく多くの人が思うであろう、世紀のカップルの2人が一緒になって結局幸せだったのかなあという疑問については、幸せだったのだろうという答を出しています。晩年の2人のシーンには心を打たれました。

ちょっとロシア人が格好良すぎる感じもしないでもないのですが、グランドピアノを奏でるところに、私も友達も心を鷲づかみにされました。
なぜなら2人共(私は一応)ピアノを弾くし、なもんで、ピアノを弾ける男性には心ならずも同じような思いをしたことが。ピアノを弾くといってもピアニストではないというところがミソです。

音楽はクラシックなピアノの旋律が多く、優美でセンチメンタルで美しかったです。友達は既にサントラを購入。

この映画、女性にお勧めします。正直、英国王のスピーチよりずっと面白かったです。

そして、友達のセリフも心にしみました。恋が天から降ってくるのを待ってると。情緒不安定になるのが恋愛だけど、そうじゃない落ち着いてのんびりずーっとある恋愛がしたいって。
そんな気持ちにさせる映画でもあったかも知れません。
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映画「プロメテウス」 [映画・ドラマ・観劇]

封切初日に勇んで見て参りました。3Dは遅かったので、普通のレイトショーにて。

どうも評価がわかれているようですが、エイリアンが好き、この監督が好き、映画が好きなら、楽しめる作品だと思います。
冒頭出てくるスカイ島は旅行したことがあり、異郷の雰囲気がこの作品にぴったり。映像が美しいので、是非スクリーンで見ることをお勧めします。

ストーリーは、簡単にまとめると、私企業が人類の起源の謎を探りに学者を他の惑星に派遣する、その宇宙船の名前が意味深な神の名前、プロメテウスでタイトルになっています。

約2時間の中に、人類の起源とは、人間とは、愛とは、不老不死とは、宇宙とは、フェミニズムとは、といった恒久的なテーマが幾つも断片的に盛り込まれています。そして、その答がこの映画にあるのかないのかはそれぞれの捉え方かも。ある意味非常に古典的な物語の印象。エイリアン以外に、私はキューブリックを思い浮かべてしまいました。

主演女優さんは期待通りの熱演で、シガニー・ウィーバーに匹敵する感じ。この映画を骨太に面白くしている要素です。そして、あの首の外れたアンドロイドはデジャブを見ているようでした。

何も考えずに、SF作品として楽しめるし、謎は謎のまま持ち帰るのも映画の楽しみかも。
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「ミラノ、愛に生きる」 [映画・ドラマ・観劇]

今レンタルの新作になっているのでご紹介。

ティルダ・スウィントン主演のミラノの上流階級の人妻とその家族のお話。
ティルダは本当は英国出身の女優さんですが、ロシアから嫁いだという設定。知らなかったけど、もう50歳を越えているのですね。
確かにブロンドと瞳が、寒い国からきた感じがして、ナルニアシリーズのように、お洒落なドレスに身を包んだクール・ビューティ。

イタリアというと、明るいくだけたイメージを抱くかも知れないけれど、この映画のイタリアは場所もミラノだし、なんだか特にイタリアというより欧州という感じ。

ストーリーに少し無理やりなところはあるし、シーンで語らせていまひとつ意味がはっきりしない部分もあるけれど、出てくる俳優さんたちと、ファッション、調度品、召使たちのいる生活といった、クラシックなセレブな生活が丹念に描かれていて、それだけでも見ごたえあり。
それと、大聖堂のシーンは印象に残りました。

ティルダが演じる主人公の義母がとても若くて、義母には見えないなあと思ってクレジットを見たら、ベニスに死すに出ていた女優さんでびっくり。そういえばそうか。。。とてもきれいな方。

私はシェフ役の俳優さんには特に魅力を感じられなかったけど、息子役の俳優さんは、最初の登場シーンから、欧州正統派の男前登場という感じで、目がちょっと釘付けに。ただ格好いいというより、雰囲気もある方だなと思いました。

主演以外、欧州の限られた場所で活躍されている俳優さんばかりが出ているみたいで、それもかえって良かったのかも。
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映画「ワンドゥギ」☆☆☆ [映画・ドラマ・観劇]

韓国映画をスクリーンで観たのは初めてかも知れません。
高校生役を演じた主演俳優のユ・アインに友達がはまっているのと、映画評がよさそうだったので、行ってきました。

キャバレーで働いていた父と、血のつながりはないのに叔父さんと呼ぶ人と3人で貧しく暮らしている高校生の男の子の青春映画です。多分現代が舞台みたいだけれど、出てくる家や市場の光景は、近い国とはいえ、日本とはかけ離れたものにも映ります。
そして、もう1人の主人公が近くに住んでいる担任教師。ちょっと個性的だけれど、本当は主人公のことを心配して見守り、口を出さずにはいられない良い先生。

父親思いだけれど、自分の境遇に不満はあって、喧嘩が強く、誰とも親しくはしない、ちょっとだけすねた主人公が、段々と周りに心を開いていき、母親と再会し、知らない間に人生を少し前に進んでいく過程をさらっと描いています。笑って、泣いて、ちょっと考えさせられますが、見終わったあと、ほっとできる映画でした。

ちょっとすねてはいるけど、気負いがなく素直で優しい主人公役のユ・アインと、先生役のキム・ユンソクの2人の演技が良かったから、それと、青春映画でも暗すぎず熱過ぎずが、楽しめたポイントかなと思いました。

移民、貧困、障害者といった話題を扱っていながら、決してくどくも説教ぽくもないところも良かったです。

ストーリーや内容は全然違いますが、青春映画というくくりと、主人公がキックボクシングをしているのを見て、アラン・ドロン主演の古いヴィスコンティの映画「若者のすべて」を久しぶりに思い出しました。

ユ・アインはそんなに男前ではないとは思いますが、何かわからないけれど存在感のある良い役者さんでした。


こういう良い映画がもっと宣伝されて皆が見れば良いのになあと思います。
大阪ではまだ7月に入ってもやっています。
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團菊祭5月大歌舞伎 2012松竹座 幕見にて [映画・ドラマ・観劇]

今回は何となく興味ひかれる題目がなかったのと予算もあって、チケット買ってなかったのですが、千秋楽になって、観たくなり、朝から当日売りの幕見席を窓口に買いに。街中に住んでるのは、こんなときは便利。

夜の部の絵本太功記を観てきました。明智光秀をモデルにした、正直、申し訳ないけど、あまり大きな動きもないし、暗い古典的なお話でした。けれど、ある意味、ザ歌舞伎!という感じの舞台だったかも知れません。

ほぼ前半の主役のような団十郎の息子役の菊之助が、期待通り、やっぱり上手でとても良かったです。
上品できれいだし、声も通り、台詞もうまい。動きも優雅でかつピシっとしてる。全てがバランス良くて、良い俳優さんだなあと再認識しました。

7月のは行こうか迷い中。
亀治郎の襲名披露公演はいつ大阪であるのでしょうか。今日松竹の人に聞いたら、来年だろうとは思いますが。とのことでした。観たいな~。

3階なのに、うっかりオペラグラスを持っていくのを忘れてしまい、表情などは見えませんでしたが、1900円を満喫しました。
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映画「灼熱の魂」 [映画・ドラマ・観劇]

雑誌の映画評に載っていて、本国カナダでもかなり評価された映画のようです。
最初から重たいストーリーなのだろうというのは、わかってみたのですが。

カナダに移民した中東出身の女性が亡くなり、その双子の子供が、遺言に従い、母の故郷へ自分たちのルーツ、家族の謎を調べに行くというお話です。

重厚で確かに見ごたえがある映画で、考えさせられるところもあるのですが、いまひとつ私は心を動かされませんでした。

映画評にも驚愕の事実が最後に。。。とあり、その通りなのですが、その1点のみに頼っている感じがしたからかも知れません。
宗教紛争の悲しさ・無常を描いているのでしょうけれど、それを、女性の弱さと家族の話と絡めているので、焦点がぼけてしまったような印象でした。

ちょっとストーリーが荒削りで無理やりな感じも気になりました。
一番肝心な部分が、何でそうなるの?そうならなくても済んだんじゃないの?と思ってしまいました。

セリフ、話の運び方についても違和感を覚えるところが。何十年前のことを、いきなり写真を出して、この人知っていますか?は普通ないですよね。。。
それに、普通は調べるなら親族からだし、行く前にも調べてから現地に行くのでは。。
現実離れしていました。

テーマが紛争や家族のタブーなので、暗いのはわかるのですが、映像もずっと暗い感じで、美しいシーンは見つかりませんでした。

私は辛口の感想になってしまいましたが、一概にレビューの採点は高いようです。
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映画「裏切りのサーカスTinker Tailor Soldier Spy」☆☆☆ [映画・ドラマ・観劇]

久しぶりにスクリーンで。少し前の、冷戦時代の英国の情報部にいる二重スパイを巡るお話です。

欧州の香りたっぷり、欧州俳優がたっぷり観れる、反米国・反主流映画です。と言えばよいでしょうか。
とにかく、セリフよりも画面だけで観客に説明する、理解しないといけないシーンが多数ちりばめられています。集中して頭を回転しないといけません。
主要人物なのにほとんど最後まで顔がアップにならない配役も複数います。

原作を読んでDVDで観なおしたいと思います。
まだ上映中だしネタバレになるので書きませんが、私がわからなかったのは、テイラーの最後のシーンです。

どうしてこんなに上映館が少ないのかと憤りましたが、多分理解できる人にしか理解できない、観客を選ぶ映画だから、配給元は最初からそういう方針で行くことにしたのかも知れません。それなら、せめてこんな邦題をつけないで、いっそのこと原題で行けばよかったのにと思います。
劇場は原作ジョン・ルカレファンの年輩男性も確かにいましたが、結構俳優目当てで女性も多かったです。

興味があってもお近くに上映館がない方は、DVDになるまでに原作を読んで、じっくりご自宅で観る事をお勧めします。

音楽はかなり良かったし、欧州映画好きにはたまらない作品だと思います。
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映画「あしたのパスタはアルデンテ」☆☆☆☆ [映画・ドラマ・観劇]

雑誌の映画評を読んで、観たいなと思いながら忘れてたけど、TSUTAYAで見つけて鑑賞。
すごーく面白かったです。

タイトルはパスタメーカーの一家の話だからこうつけられたのだろうけど。。。ちょっと。。
それに、何となく主人公がゲイで悩むっていうところが強調されて説明紹介されてたような気がするんだけど、ゲイ映画じゃないです。

イタリアのかかとの辺にあたるレッチェという美しい街に暮らすパスタメーカーの創業者一家の次男が主人公。家業を誰が継ぐかということが一応ストーリーの軸なんだけど、描いているのは、大家族の悲喜こもごも。
語り手にもなっている祖母や、ちょっと変わったおばにもドラマチックな人生があって、ひとりひとりが個性たっぷり、人間的で面白い。むしろ両親だけは凡人で旧式な人間に描いているのかな。

欧州映画を久しぶりに観ると、パーティや皆そろってのディナー、女中、お家もインテリアも、ちょっとセレブでクラシックな一家の非日常というか彼らにとっては日常の場面が、かなり新鮮。第一、舞台になっている街そのものが美しい。

ストーリーとは関係ないシーンのセリフにも面白いところが沢山あって、テンポもよく、最後まで一気に楽しめます。

久々のイタリア映画は、やっぱりいいなあとしみじみ。お勧めです。
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